1992年27歳でデザイン事務所準備室を立ち上げ、翌1993年に創業しました。
僕は美大出身でもなく、大学は経営学部なのに憧れのデザイナーの道を選んだんです。
お金はもちろん、経験や知識、人脈も何一つ持っていなかったですが、不安はありませんでした。ただまっすぐに自分の未来を信じていました。
若い人が経験や学歴を問われることなく、失敗が許される社会では夢を描くことができます。
創業から5年、経営が順調になった32歳の時に悪性リンパ腫を患い、命の期限を経験しました。
その後も他の病気の治療で7回の手術を受け、13年間に何度も生死の境を彷徨いました。
その経験があってもそれでも尚、明日はあるものと思って漫然と生きている日があります。
「私はこの助けられた命を精一杯生きているだろうか?」
創業から26年、53歳になりました。
そんな僕に創業時の若き僕が問いかけます。
あの頃よりは少しは経験も積んだし、仲間もできた、
それなのに何を恐れることがあるのか?と。
僕はまだやりたいことの半分もできていない・・・。
「人は皆、志半ばで人生を終える」
ならば壮大な夢を描こうと思います。 |
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株式会社樹希社
代表取締役 神田樹希 |
1965年生 立命館大学経営学部卒業
学生時代にイベント企画会社とプログラミング事業を創業。
1993年デザイン事務所を創業。現在まで約30年間に3万点を超えるデザイン、コピーライティング、ブランディング、商品開発に携わる。
300冊以上の出版・編集に関わり、100名のインタビュー記事を編纂。
自社ブランド「美しいノートリエノ」を立ち上げる。
「ありがとうの綴り方」「ラストラブレター」「夢を叶えるノート」などの講演・セミナーを全国で開催している。 |
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